報道関係者各位

2018年4月13日

センスウェイ株式会社

センスウェイ、LoRaWAN™による誰でも簡単に利用できる
IoT通信プラットフォーム「Senseway Mission Connect」を提供開始
~三井不動産の協力で全国に通信設備を展開、
月額30円から利用できる通信サービスによりIoTの普及を支援~

 

センスウェイ株式会社(代表取締役:信藤薫、住所:東京都中央区日本橋本町、以下 センスウェイ)は、本日より、LPWAのLoRaWANによるIoT通信プラットフォームサービス「Senseway Mission Connect」の提供を開始することを発表します。また、本サービスを全国展開すべく、三井不動産株式会社(以下、三井不動産)の協力のもと、同社および同社グループが関係する高層ビル・マンション等の屋上にLoRaWANゲートウェイの基地局を設置していきます。

 

■Senseway Mission Connect提供の背景

「国内IoT市場は2022年まで年間平均成長率14.9%で成長し、市場規模は12兆円に達する」といわれ(※1)、これに伴って、IoTデバイス数は飛躍的に増加していくと予測されています。しかしながら、このIoTデバイスを繋ぐIoT通信に適した低価格、省電力、長距離通信を特徴とするLPWAの通信サービスは、他国では全国網が敷かれ社会インフラや企業での活用が進んでいますが、日本国内においては限定的なエリアでの普及にとどまっています。

 

■Senseway Mission Connectの概要と全国への展開

センスウェイは、LPWAの代表的な規格であるLoRaWANによるネットワークを、個人・法人を問わず誰でも簡単に活用できるプラットフォーム「Senseway Mission Connect」を提供開始します。Webページで登録いただくだけで簡単に通信サービスが利用でき、Webの管理画面で接続したIoTデバイスの管理も可能です。初期費用も不要で、1デバイスあたり月額30円から提供します。

・Senseway Mission Connect : Webサイト
https://service.senseway.net/

・Senseway Mission Connect: 提供イメージ図

SenseWay Mission Connect提供イメージ

・Senseway Mission Connect : ロゴ

本サービスのゲートウェイの基地局(アンテナ)は、三井不動産の協力のもと、同社および同社グループが関係する全国の主要ビル・マンション等に設置を進めます。サービス開始時点では、日本橋三井タワーを含む30箇所(三井不動産および同社グループが関係する建物以外も含む)に基地局を設置済みです。センスウェイでは、2018年8月には一都三県、その後設置を加速し2019年3月までには人口の60%以上をカバーする通信設備を展開することを目標としています。また、サービス範囲外のユーザー向けには、LoRaWANのレンタルゲートウェイも低コストで提供します。

 

また、Senseway Mission Connectの開始にあわせて、同サービスおよびIoTソリューションの活用を拡げるためのパートナープログラムを開始し、現時点で三井不動産を含め約50社の企業に参画いただいています。センスウェイは、Senseway Mission Connectの提供とパートナーとの取り組みを通し、日本でのIoTの活用による社会の発展を支援していきます。

 

■Senseway Mission Connectの特徴

  • 誰でも簡単に利用可能

Senseway Mission Connectは、Webページから登録いただくだけでIoTの通信サービスを利用いただけます。Webからは、センスウェイの設置したLoRaWANゲートウェイで提供される接続サービスにアクセスでき、利用中のIoTデバイスを管理するためのコンソール「Senseway Mission Connect Management Console」も提供します。

 

・Senseway Mission Connect Management Console: スクリーンショット

SenseWay Mission Connect画面

初期費用の必要なく、低コストで運用可能

Senseway Mission ConnectによるIoT通信は、初期費用を必要とせず、月額30円(※2)から利用いただけます。シンプルな料金体系をとり、長期契約による制限もないため、小規模導入や実証実験まで幅広い用途で活用いただけます。

 

  • 低消費電力で長距離通信が可能なLoRaWAN通信

Senseway Mission Connectで提供するLoRaWANでの通信は、低消費電力かつ長距離通信が可能な点を特徴としています。その特徴を活かし、家庭や店舗・オフィスから学校・病院・工場・農地・ショッピングモールなどの大規模商業施設まで様々なユースケースで活用いただけます。センスウェイでは、サービスの提供開始に先立って、123.43km(富士山から千葉県柏市まで)の長距離通信の試験に成功し、三井不動産と柏の葉キャンパスで実施したフィールド試験では実用性と堅牢性を実証済みです。

 

  • 基地局の全国展開

LoRaWANはライセンス不要なオープンな規格なため、ネットワークを自由に拡大することが可能です。センスウェイは三井不動産の協力のもと、どこでもIoTの通信サービスを使用いただけるよう基地局の全国展開を進めます。また、サービス範囲外のエリアでもすぐ利用されたいユーザー向けとしてレンタルゲートウェイサービスを提供します。屋内用のゲートウェイは月額3,400円(税抜)、屋外用のゲートウェイは月額19,800円(税抜)で提供します。

・レンタルゲートウェイサービス(左:屋内用、右:屋外用)

レンタルゲートウェイ

※1:出典:IDC(プレスリリース: 国内IoT市場 ユースケース(用途)別/産業分野別予測を発表)
https://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20180314Apr.html
※2:通信量に応じた従量課金制
※3:提供開始にあわせたキャンペーン価格

 

■LoRaWANとは

LoRaWANとは、低消費電力での長距離通信ができる無線通信技術LPWA(Low Power Wide Area/電力長距離通信)の一種で、「LoRa Alliance(外部サイト)」が定めた「無線ネットワーク規格」の名称です。IoT向けの通信規格で、世界的に広く利用されています。また、LoRaWANはライセンス不要のアンライセンスバンド(特定小電力無線、またはISMバンド等とも呼ぶ)で、サブギガ帯と呼ばれる920MHz帯を使用しています。

 

■センスウェイパートナープログラムとは

IoTの拡大、LPWA・LoRaWANの利用拡大を目的としたパートナープログラムです。IoTビジネスの企画をお考えの企業や、IoTに関連するソリューションをお持ちの企業はもちろん、サービスを販売する企業、活用することでメリットのある企業にも参加いただき、活発な交流を目的として活動します。

センスウェイパートナープログラム募集ページ:
https://www.senseway.net/service/partnership/

 

■センスウェイ株式会社について

IoT通信プラットフォームを提供するセンスウェイは、IoTのラストワンマイルを提供します。センスウェイはLPWAのLoRaWANの技術力を背景に、ビジネス開発コンサルティングや、IoT通信プラットフォームサービスを提供します。

センスウェイは、LoRa Alliance Member™のContributor Memberです。

コーポレートサイト:https://www.senseway.net/

 

 

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